2016年6月11日土曜日

複数通貨ペア、期間のバックテストの自動化 

複数通貨ペアや複数期間でバックテストをすることがあります。

終わるのを待って、通貨ペアを変えて、また実行という流れですが、30分待って通貨ペアを変えてでは非常に時間がかかってしまいます。
そこで、自動で次々とバックテストを繰り返させる方法を模索します。
MT4を立ち上げキーボード左上の「F1」を押してHELPを出してください。


「Tools」の「起動時の構成」をご覧ください。

クライアントターミナルでは、起動時の設定をあらかじめ決めておくことができます。そのために、構成ファイル名がパラメータとして、クライアントターミナルに渡されます。
例 :
  terminal.exe config\start.ini
  terminal.exe test1.txt
  terminal.exe "C:\Program Files\MetaTrader 4\config\settings25.ini"
こんなことが書かれています。
要約すると、設定ファイルを作成し、MT4のアイコンにドラッグ & ドロップするとオプション設定ができるという事のようです。

一番下まで進むとテスターの起動設定と言うところがあります。
そこで実験です。
EA200を使います。ファイル名が200で簡単という理由です!

数字がたくさん並んでいるフォルダーの下の「tester」フォルダーの中で
右クリック ⇒ 新規作成(x) ⇒ テキストドキュメント
今回はファイル名をtest.txtにしています

こんなものを作りました。↓


  TestExpert=200
  TestExpertParameters=200.set
  TestSymbol=USDJPY-a01
  TestPeriod=M1
  TestModel=0
  TestRecalculate=false
  TestOptimization=false
  TestDateEnable=true
  TestFromDate=2015.01.01
  TestToDate=2015.12.31
  TestReport=200
  TestReplaceReport=false
  TestShutdownTerminal=false

上から見て行きます
ファイル名                     200
設定                             200.set バックテスト画面の設定保存で作れます。
通貨ペア                     USDJPY-a01
期間                        M1
モデル                          0:全ティック 1:コントロールポイント 2:始値
再計算モード                 false 何のことかわかりません
最適化モード         false今回は最適化をしないのでfalse
期間設定           true 期間設定するか?もちろんしますtrue
開始期間           yyyy.mm.dd
終了期間           yyyy.mm.dd
レポートのファイル名    200
レポートの上書き      false 上書きせずに1,2,3などを付けて保存します。
終了時MT4シャットダウン false
 
MT4が動作していない状態でMT4のショートカットアイコンの上にこのtest.txtをドラッグ&ドロップします。
MT4が起動し自動的にバックテスト開始!!

終了時に一つ上の数字がたくさん並んでいるフォルダーに200.htmlができています。
同じことをもう一回すると、200[1].htmができます。レポートの上書きがfalseだからですね。

最終行もtrueにしたほうがよさそうです。

詳しくはヘルプのテスターの起動設定を見て下さい。

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