2025年4月7日月曜日

MetaEditorをもっと快適に。ダークモード化とおすすめフォントの話

MetaEditorを快適に。

まぶしすぎる標準配色にさようなら。


MT4のEA職人にとって、MetaEditorは必須アイテム。

構文ごとに色分けされていて、それなりに使いやすくはある……のですが、

真っ白い画面は液晶が全力で発光してきます。

もう真夏の太陽。サングラスが必要です。

作業時間が長くなってくると、それがじわじわ瞳孔と網膜に効いてきます。

オリジナル配色、どこにも載ってないんですよね

MetaEditorの標準カラー設定って、なぜか公式にまとまった情報が見当たりません。

しょうがないので、自分で色を拾って整理しました。

ここがスタート地点です。

オリジナルカラー↓



テキストの白黒を反転してみたけれど

定番の手法として、まずはテキスト背景と文字色を反転。
左:標準配色、右:反転版(サンプルは MACDSample を使用)。
ただ、これだけだとキーワードやオペレーターの視認性がガタ落ちします。
字がくらい・・・画面から10cmまで目を近づけないとみえません。
これは、見た目はそれっぽくても使っててしんどいんです。





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TACA DARK MODE 1:目に優しい派向け

まずは落ち着いた方向性から。
淡い色味で整えた「TACA DARK MODE 1」は、目の疲れを最小限に抑えたい人向けです。
特に長時間のコーディングや夜間作業では、こういうトーンがちょうどいい。

TACA DARK MODE1↓


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TACA DARK MODE 2:色でガツンと見分けたい派はこちら

僕自身はこっちを使っています。
「ダークモードでも色は派手でいい。むしろ派手な方がいい。」というタイプの方には、
この「TACA DARK MODE 2」がハマるはず。
構文の種類ごとの色が強く分かれるので、視認性は段違いです。


TACA DARK MODE2↓


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色変更の方法

MetaEditorの色設定は、
ツール(T) → オプション(O) → カラー タブから変更できます。

タブのショートカットはないですが、最後に開いたタブが記憶される仕様なので、
Alt + T → Alt + O のコンボで素早くアクセス可能。
Altを押しっぱなしで T → O、音で覚えるなら「トゥ!」です。

ちなみに危険を感じたら時「すべてリセット(R)」を押せばいつでも元に戻せます。
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フォントもいじってこそ完成形


カラーだけじゃ物足りない!
こだわるなら、フォントにも手を入れてこそ快適な開発環境が完成します。

MetaEditorで選べるのは、Windowsに入っている“等幅フォント(Monospaced)”だけです。

場所は「ツール(T)」→「オプション(O)」→「フォント」タブ、カラータブのお隣さんです。

今回のおすすめはJetBrains Mono
公式はこちら
https://www.jetbrains.com/lp/mono/

名前の響きからして、すでにちょっと知的です。

Jet : ひと昔前のパワフルな響き。スピード感とロマンを感じます
Brains : 頭の良さと余裕をまとった感じ
Mono : もちろん“モノトーン”で、等幅の「Mono」でもある

全部並べると……なんだか1950年代の未来予想図みたいな雰囲気

公式ページから「Download font」をクリックすると、フォントファイルがまとめられたZIPが落ちてきます。

解凍すると、フォントファイルが大量に並んでちょっと圧倒されるかもしれませんが、インストールするのはこの4つだけでOKです:

ファイル名
JetBrainsMono-Regular.ttf 標準フォント
JetBrainsMono-Bold.ttf 太字
JetBrainsMono-Italic.ttf 斜体
JetBrainsMono-BoldItalic.ttf 太字+斜体

各ファイルをダブルクリック → 上の「インストール(I)」ボタンを押すだけ。
これでWindowsに登録されます。
MetaEditorを再起動するとフォント選択に表示されます。

※ちなみに、4つインストールしてもMetaEditor上では「JetBrains Mono」の1つだけが表示されます。
これは Windows がうまいことグループ化してくれてるおかげですね。

フォントサイズは 12pt あたりが一番バランスが良くておすすめです。



あとは開発に集中するだけ

フォントが整うと、コードの読みやすさも気分も段違いです。
目にも、気持ちにもやさしい環境で、快適なEA開発を楽しみましょう。